佐賀の古墳文化に見られる朝鮮半島との関わりなどについて講演した名護屋城博物館の蒲原宏行館長=佐賀市のアバンセ

■古墳文化から考察

 名護屋城博物館出前講座「佐賀の古墳文化と朝鮮半島」が13日、佐賀市のアバンセであった。同博物館の蒲原宏行館長が佐賀県の古墳文化に見られる朝鮮半島との関わりなどについて話した。

 地理的にも文化的にも近く、古代からつながりがある朝鮮半島と北部九州の関わりについて理解を深めてもらおうと、韓国民団佐賀県本部が光復節72周年記念行事の一環として開催。県内の歴史愛好家ら約30人が参加した。

 蒲原館長は、4世紀後半に百済から倭王に「七枝刀」が贈られて軍事同盟が結ばれたことや、北部九州と朝鮮半島の古墳の構造が似通っていることなどを解説。両地域で出土した土器や装飾品、青銅器などの形に共通点が多いことなどから、古代から深い交流があったと推察した。

 また百済の武寧王と倭国の継体大王との関わりなども紹介。「佐賀の古墳文化に見られる朝鮮半島系の要素は、倭国と朝鮮半島の外交関係を敏感に反映している」などと話した。

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