棚田保全活動での表彰とフランスの日本酒品評会金賞のダブル受賞を喜ぶ伊万里ケーブルテレビジョン、古伊万里酒造、すみやま棚田守る会の関係者=伊万里市

■棚田の保全活動アワード優秀賞/収穫米吟醸酒がフランスで金賞

 全国のケーブルテレビ局の広告宣伝や社会貢献事業を表彰する「ケーブルアワード2017 第10回ベストプロモーション大賞」で、伊万里市の伊万里ケーブルテレビジョン(渕上康児社長)の棚田保全活動が優秀賞に選ばれた。地元保存会や日本酒蔵元と一体となり、酒米の田植えから醸造・販売までを行った純米吟醸酒はフランスの品評会で受賞も果たし、二重の喜びとなった。

 アワードは日本ケーブルテレビ連盟が主催。4部門に79社173作品の応募があり、同社の取り組みが入賞作12作品に選ばれた。

 保全活動は同市二里町の中山間部に位置する炭山地区が舞台。「すみやま棚田守る会」(木寺清太会長)に棚田の提供を受け、社員や公募した視聴者とともに田植えや稲刈りの様子を自社番組で放映した。醸造は古伊万里酒造(前田くみ子社長)が担当し、地元限定商品として店頭での販売会で味や物語性を強くアピール。「純米吟醸すみやま」がフランスの品評会の金賞で“ダブル受賞”も果たした。

 受賞について守る会の木寺会長は「後継者不足に直面する中で大いに助かっている」と語り、蔵元の前田社長は「市内限定販売ということで買い求めに伊万里を訪れる人もいて、新しい人の流れもつくることができた」と振り返った。渕上社長は「弊社の創立50周年事業としてスタートしたが、これから息長く続けていくことが重要だ」と話している。

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