約400人が熊本地震の支援の実情や課題を共有したシンポジウム「熊本地震から佐賀の防災を考える」=武雄市文化会館

 公開シンポジウム「熊本地震から佐賀の防災を考える」が10日、武雄市文化会館であった。医療や行政関係者らが被災地支援活動などを報告し、医療連携や物資支援の実情と課題を共有した。

 熊本地震で医師派遣や患者の受け入れ、物資輸送などの支援にあたった7人が活動を報告した。防災の専門家の講演やパネルディスカッションもあった。

 DMAT(災害派遣医療チーム)に詳しい冨岡譲二・米盛病院副院長は、阪神淡路大震災を契機にDMATが発足したことや、東日本大震災対応で見えた課題を説明した。熊本地震では課題を生かし、孤立病院を把握する情報収集に力を入れたことを伝えた。

 小松政武雄市長は市の支援活動について話した。「物資支援はスピードが大切。時がたつとアレルギー対応の物資などニーズも多様化する。全国からの物資を中継するハブ化にも取り組んだ」と述べた。自治体が連携して支援する仕組みづくりを提言し、支援を受けるための「受援計画」の必要性も説いた。

 シンポは新武雄病院を運営する社団法人「巨樹の会」が開き、約400人が聴講した。

このエントリーをはてなブックマークに追加