熱中症の予防や対策などについて講演した県医療センター好生館の藤田尚宏医師=佐賀市のアバンセ

 連日35度以上の猛暑日が続く中、熱中症の予防と対策に関する講演会が2日、佐賀市のアバンセで開かれた。25医療機関の医師や看護師ら約40人が熱中症の症状や治療法などを改めて学び、患者が発生した際の備えを万全にした。

 県保険医協会が開き、県医療センター好生館総合教育研修センター長で救急専門医の藤田尚宏医師が講師を担当した。地球規模での平均気温の上昇など熱中症が起こりやすい環境に変化していることや、搬送者数は過去15年で約50倍、死亡者数は過去20年で約3倍になったことを説明した。

 また、最近注目されている「亜急性熱中症」について「数日かけて発症し、死亡数も多い」と説明。対策としてスポーツドリンクなどによる水分補給、体幹の冷却を挙げ、「いち早い救急搬送が生死を分けることもある」と話した。

 参加者はメモを取るなど熱心に聴講。会場からは「スポーツドリンクは糖尿病や高血圧の患者に使っていいか」「いまだに水分を制限しているスポーツ指導者がいると聞いており、部活動の顧問らに啓発が必要では」という質問や意見が出された。

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