西松浦郡有田町議会の議員が、町内と武雄市の一部で放映されるケーブルテレビ(CATV)の町議会一般質問の一部を、本人の承諾なくカットしたとして、開会中の町議会本会議で8日、判断した議長と議会運営委員長に理由の説明を求めた。松尾文則議長は今後、質問内容を精査し、議会全員協議会などの場で答えるとしている。

 カットされたのは6日にあった金武康男議員の質問と町長答弁。町公共事業と請負契約がある会社と松尾議長の関係や、地方自治法の議員の兼業禁止条項と議員資格に触れている。

 松尾議長の議員資格に関しては昨年6月議会で「資格あり」と判断された。金武議員は「判断から1年以上過ぎ、新たな契約もあったので質問した」と話し、今回の件で議運委の開催がなかったことを問題視した。「議長らからカットの申し出があったが拒否した。不適切なら議事中に止めるべきで、議長、議運委員長の独断で放映しないのはおかしい」と憤った。

 松尾議長と今泉藤一郎議運委員長は取材に対し「民間企業の経営に憶測を含んだ内容の質問。議長としての判断で放映を止めた」と説明した。その上で松尾議長は「結論が出ていることを蒸し返されているが、自分に関する質問なので議事中に止めるわけにはいかなかった」と述べた。

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