ポケモンGOをプレーする人たち=佐賀市天神のどん3の森

 Yシャツ姿の男性に中年の女性、それに高齢者…。佐賀の街なかで立ち止まり、手元のスマートフォンに見入る集団を見かける。昨年夏から配信されているゲーム「ポケモンGO」に、一緒に興じる光景だ。

 ゲームは位置情報や拡張現実(AR)の技術を使う。今年6月下旬、全国のどこかに一時的に出現する強力なポケモンに、プレーヤーが協力して対戦を挑むシステムが加わった。「伝説」とされるキャラクターも続々と登場し、新たな盛り上がりを見せている。

 佐賀市のどんどんどんの森に6日夕、人だかりができていた。仕事帰りの会社員の男性(54)は「子どもがスマホにゲームを入れてくれた。ただの遊びだけど、ちょっとした顔見知りもできた」とほほ笑む。

 路肩に止めた車に乗ったままでゲームに加わる人もいるという。男子大学生(21)はそんな人を見かけても、「駐車違反になりますよ」と声をかけるのはためらう。「深い付き合いがあるわけじゃないし、なかなか注意までは…」

 ひとときの共闘を楽しんだ「仲間」たち。話を聞き終えて周りを見渡すと、人けはなくなっていた。

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