飾りつけた精霊船を送り出す遺族ら=佐賀市久保田町の嘉瀬川河川敷

 お盆に故人をしのぶ精霊流しが15日、佐賀県内の各地で行われた。佐賀市久保田町の嘉瀬川では厳かな雰囲気の中、初盆を迎えた遺族らが飾りつけた約100隻の精霊船を見送った。

 嘉瀬川の精霊流しは1989年から始まり、今年で29回目。イカダに載せられた精霊船は漁船に引っ張られ、ゆっくりと川面を流れた。遺族らは在りし日を思い出しながら、川岸から静かに手を合わせていた。

 佐賀市の大家淳子さん(44)は、1月に他界した父親の初盆を迎えた。船いっぱいに千羽鶴や果物を載せ、「初めて帰ってきた父を無事に送ることができました」と感慨深い様子で話した。

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