完成した伊万里アグリファームの新工場。増産、衛生管理体制を整える=伊万里市二里町

 ネギなどの農産物加工を手がける「伊万里アグリファーム」(前田清浩社長)の新工場が、伊万里市二里町に完成した。農産物加工施設として県内で初めてのHACCP認証を想定した施設で、増産体制を整えるとともに異物混入防止など衛生管理を徹底する。市特産の梨の加工など新規事業も始める予定で、6次産業化や新商品開発の拠点として活用が期待される。

 同社は刻みネギや乾燥ネギが主力。ネギ生産法人から加工部門を独立させる形で昨年7月に設立した。従業員は25人。自社栽培のほか、契約栽培の地元農家から原料を調達し、生鮮・刻みネギで年間約100トンを扱う。

 新工場は鉄骨2階建て、延べ床面積約900平方メートルで、24日から本格稼働する。機械購入を含む総事業費は約2億5千万円。県の6次産業化支援事業補助金と金融機関の融資などで資金を調達した。原料の搬入口から選別、洗浄、加工、貯蔵までをそれぞれ部屋で仕切り、作業場入り口はエアシャワーなどの衛生設備を導入した。

 20日に開かれた落成式には、農業・経済関係者ら約80人が出席した。前田社長は「生産を増やして地元の農業振興や農家所得の向上につなげ、5年後には売り上げを倍増させて3億円を目指したい」と話している。

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