秋ごろの収穫体験会の開催を見据え、種まきを行う生産者ら=吉野ケ里歴史公園

 神埼市の特産品原料「和菱(わびし)」を生産する神埼和菱組合が、吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)で栽培に乗り出した。公園西口近くの池で20日、種菱約5キロをまいた。順調に生育すれば、集客が見込まれる摘み取り体験会を開くことも見据え、公園とタイアップした。

 公園の池ではこれまでも一部でヒシが自生しており、組合はこの生育環境に目を付けた。収穫は秋ごろで約500キロを見込んでいる。

 和菱は「はんぎー」と呼ばれるたらい船に乗って摘み取り作業をする風景が親しまれてきた。しかし、高齢化などで採取者の減少が懸念。ヒシや「はんぎー」への関心を喚起する狙いだ。

 神埼市では収穫したヒシを特産品「菱焼酎」や「ひしぼうろ」に加工している。安定供給を図るため、近年は水田栽培なども進めている。組合は本年度、作付面積を拡大させ約6千平方メートルの水田で栽培する。

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