交通事故で義足になった経験を語り、生かされることのありがたさを伝えた後藤政幸さん=佐賀市大和町の川上小学校

 人権教育講演会が佐賀市大和町の川上小(石丸愼也校長)で開かれた。交通事故で左足が義足となった岐阜県の絵本作家後藤政幸さん(56)が、互いを思いやり助け合うことの大切さを説いた。

 後藤さんは2002年、交通事故で左大腿(だいたい)部を切断せざるを得ない大けがを負った。義足を着けて働いた会社でいじめに遭い退職。いじめた上司はその後、交通事故で首が動かなくなり「人を傷つける悪い言葉は自分に返ってくる」と語った。

 障害に対してかわいそうと思うのはやめるよう訴え、「人を見下し、偉ぶったりする価値観は持たないで。互いに尊敬し合い、困っていることを助けてほしい」と呼び掛けた。

 自らの体験を基にした絵本「だいじょうぶだいじょうぶ」を来年3月に刊行する。「足が片方しかないから急いで歩けないけど、周りの景色、みんなの笑顔がたくさん見えるようになったから楽しい」と朗読した。

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