九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働に関し、世耕弘成経済産業相は22日、発電所内を視察し、佐賀県の山口祥義知事と意見交換する。山口知事が再稼働を判断する上で来県を要請していた。知事は会談を経て月内にも同意を表明する見通し。

 世耕経産相は、再稼働への地元の理解を得る目的で訪問する。玄海原発では、瓜生道明社長らが案内し、安全対策の実施状況などを確認するほか、玄海町の岸本英雄町長とも面談する。その後、佐賀県庁で山口知事と会い、政府の方針を改めて説明した上で、原子力政策全般などについて意見を交わす。

 山口知事は、県民説明会や広く意見を聴く委員会などで出た県民の声、県議会の決議を伝える見込み。国がエネルギー政策に責任を持つことや九電への指導・監督の徹底など申し入れていた項目も確認するとみられる。県は面談をインターネットで動画中継する。

 玄海3、4号機の再稼働に関して山口知事は、安全性の確認と県民の理解を前提に「やむを得ない」との姿勢を示している。立地自治体の玄海町長は3月7日に同意を表明し、県議会は13日に容認決議を可決している。県が想定する地元同意手続きは、経産相の来県を残すだけとなっている。

 世耕経産相はこのほか、既に再稼働している鹿児島県の九電川内原発も視察する。

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