JR九州が10月25日に東京証券取引所に上場する見通しとなったことが11日、分かった。東証はJR九州の上場申請を9月中旬にも承認する。上場先は東証1部で、福岡証券取引所にも重複上場するとみられる。JRグループの上場は東日本、西日本、東海に続き4社目。本州以外の北海道、四国、九州の「三島会社」では初めて。

 時価総額は5000億円規模になるとみられ、年内では7月に上場した無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)に次ぐ大型上場となる。

 JR九州は上場後も成長が見込まれる駅ビルやマンション販売など不動産事業を積極的に進める。人気の高い豪華寝台列車「ななつ星in九州」や観光列車などサービス拡充にも注力する。

 JR九州は本年度内の上場を目指し、6月末に東証へ申請した。JR九州の全株式は現在、国土交通省所管の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が保有しており、一括売却することで完全民営化する方針。ただ、在来線は不採算路線が多く、上場後は経営効率化で株主から廃線を求める圧力が強まる可能性がある。利用者からは廃線を懸念する声も出てきそうだ。

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