佐賀など7県で6.5億円

 福岡県警は18日、アルミ取引に投資すれば配当金が出るとうそを言い2人から計2100万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで、福岡市中央区の会社「e-ビジョン」の実質経営者で住所不定後藤由樹容疑者(52)ら5人を逮捕した。県警によると、同社は九州や中国地方の退職した教職員ら約100人から計約6億5千万円を集めており、被害の特定を進めている。「先生は話を聞いてくれるし、投資に疎い」と話す同社関係者もいたという。

 他に逮捕されたのは唐津市呼子町加部島、同社代表取締役杉善照容疑者(51)、宮崎県三股町宮村、同社元従業員牛谷穣(ゆたか)容疑者(35)ら。

 福岡県警によると、投資した約100人は佐賀、島根、山口、福岡、長崎、熊本、大分各県に住む全て50代以上で、7割が女性だった。投資額は100万円から、最も多い人で3400万円に上った。

 後藤容疑者らは、新聞に掲載された教職員の退職者名を基に独自の名簿を作成し、電話などで勧誘していた。県警は、約8万5千人分の名簿を押収した。同社は非鉄金属売買仲介業をうたっていたが、アルミの市場取引に必要な許可を得ていなかった。

 逮捕容疑は2015年6月~昨年5月、福岡県の60代女性ら2人に「ロンドン市場でアルミ売買をしている」「アルミの値はどんどん上がっていて損はしない」などとうそを言い、計2100万円をだまし取った疑い。【共同】

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