日本―フランス 後半、突進する副島=リオデジャネイロ(共同)

 リオデジャネイロ五輪から初実施のラグビー7人制の男子で、日本は1次リーグC組最終戦でケニアに31-7で勝ち、同組2位で進出した準々決勝ではB組2位のフランスを12-7で破った。

〈最後まで粘り逆転〉

 ○…残り時間30秒を切って5-7。最後の攻撃でボールを拾った後藤が迷いなくポストの間に飛び込み、世界4強の扉が開いた。粘った末の劇的な逆転劇。ラグビー7人制男子日本は輪をつくって喜びを爆発させた。「走り続ければ自分たちが勝てると思っていた。日本にささげるトライ」という後藤の屈託ない笑顔が、止まらない快進撃を象徴した。

 走り勝つことを信条とする日本は「フランスは必ず足が止まる。その差で勝てる」(桑水流主将)と後半に懸けていた。0-7で折り返し、瀬川ヘッドコーチは「最小限度の点差で折り返したのが大きかった」と、焦りより勝利を予感したという。

 後半は弱点のラインアウトで失敗してもくじけず、速い出足でタックルを浴びせた。素早く密集に殺到し、相手を敵陣に抑え込んだことが終盤の逆転トライにつながり、桑水流は「粘った結果」と誇った。

 小柄な日本は運動量を武器としてきたが、2年前には国際大会で全敗が続いた。五輪でメダルを獲得するという目標に、選手からは「全部負けているのに何がメダルですか」と冷たい声が上がることもあった。

 今は違う。ニュージーランドから歴史的勝利を挙げ、瀬川ヘッドコーチは「やればできるという自信が勢いを生んでいる」と目を細める。主要国際大会で日本ラグビー界初のベスト4にも満足感はない。10年以上代表でプレーする桑水流は「今までの全てを懸ける」と最後の1日に挑む。

 ▽男子1次リーグC組

日 本31 14-7 7ケニア

      17-0

  (7)         (3)

 ▽男子準々決勝

日 本12  0-7 7フランス

      12-0

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