新体操男子団体 高さのある大技を披露する神埼清明=松江市総合体育館

 レギュラー6人のうち3人が1年生の「若いチーム」が、こん身の演技で銀メダルに輝いた。新体操男子団体の神埼清明は、ほぼノーミスで18・425点。青森山田と恵庭南(北海道)をわずかに0・025ポイント上回り、2年連続の準優勝を手にした。

 演技開始早々、肩乗りした2人組の3メートルを超える頭上を、3人に持ち上げられた1人が背後からジャンプして飛び越すダイナミックな大技を披露。観客をどよめかせた後も、タンブリングや倒立などを手堅くまとめた。

 神埼清明は昨年の団体準優勝を経験した大坪奈生と江上駿祐がチームを引っ張るが、2年生は川内藍都のみ。経験浅い下級生が大舞台でミスなく演技できるかが、今大会の焦点だった。さらに、レギュラーだった1年生の野口勇人が7月にひじの軟骨をすり減らして手術を受け、同じ1年生の武田大河と交代するアクシデントもあった。

 ただ、本番に臨んだ武田は集中していた。「怖かったが、先輩に迷惑をかけたくなかったし、勇人の分も頑張らなければ」と見事な演技を見せ、観客席で見守った野口を「完璧。感動した」と喜ばせた。

 もちろん、これで満足はしない。昨年は1位と小差だったが、今回は優勝した井原(岡山)に0・275点の差をつけられた。「指導者としては、構成を攻めてもよかったかもしれない」と中山智浩監督。「1、2年生はいい経験になったし、新メンバーでこれからもうちらしい演技をしたい」。王座奪還への挑戦は来年も熱く続く。

 ▽男子団体 (2)神埼清明(大坪、江上、川内、石橋、松本、武田)18・425点

=選手談話=

 大坪奈生 昨年と同じ準優勝で悔しい。後輩たちはジュニアから競技していて力があるので、いつも通りの演技でやれば優勝できると思う。

 江上駿祐 1番を取ることがいかに難しいか、あらためて感じた。小さなミスはあったが悔いはない。

 川内藍都 準優勝は悔しいが、出場できて気持ちよかった。(レギュラー唯一の2年生なので)次は他の同級生部員と一緒に出たい。

 石橋侑也 ノーミスで通せたのは良かった。次は観客がすごいと思うような新しいことをしたいし、個人でも優勝を狙う。

 松本健太 タンブリングの着地の押さえが完璧とは言えなかったけど、ミスなくできた。

=2016 全国高校総体・中国総体=

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