2016年度に日本政策金融公庫佐賀支店が実施した「資本性ローン」の県内融資実績は、融資先が前年と同じ4社だったものの、融資額は前年比48・7%減の2億2千万円となった。日銀の金融緩和政策の影響もあり、事業再生型の利用が減る一方、新事業展開型は前年の10倍と急増した。

 資本性ローンは、事業再生と新事業展開を目指す中小企業の財務体質を強化しようと、08年度にスタートした。16年度の内訳をみると、再生型の融資先は前年から2社減の1社で、融資額は95・0%減の2千万円だった。新事業型は前年から2社増の3社に融資し、融資額は前年の2千万円か2億円と大幅増となった。

 資本性ローンの融資限度額は3億円で、期間は最長15年。期限一括償還、無担保無保証で、金利は直近決算の業績に応じて変わる。金融検査では自己資本とみなされるため、民間金融機関との協調融資の「呼び水」になることが期待されている。

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