外国人技能実習生にワイヤ錠を配り、自転車の二重施錠を呼びかける署員=鳥栖署

 外国人技能実習生に地域で暮らすための交通ルールやマナーについて知ってもらおうと19日、鳥栖署(北野一信署長)が安全講習会を開いた。企業関係者を含む約30人が参加し、防犯や自転車の乗り方などへの理解を深めた。

 鳥栖署によると県内には昨年12月現在で1849人の外国人技能実習生がおり、管内では6月19日現在、35社で6カ国239人が働く。制度が11月に改正され、従事する職業に介護職が加わり、実習期間も最長5年(現行3年)になることから今後増加が見込まれ、今回初めて講習会を開いた。

 講習会には、管内の運送、食品加工会社など10社に所属する、ベトナム、フィリピン、中国国籍の実習生たちが参加した。白バイ隊員が「並んで走らないで」「夜はライトを点灯して」と自転車に乗る際のマナーを確認。短い時間でも自転車から離れるときは施錠するよう指導し、困ったときは110番や交番を利用するよう呼びかけた。

 昨年ベトナムから来日し、クロス張りの技術を習得中のアインさん(25)は「日本は安全だというイメージがあったが、盗みの被害もあると聞き驚いた。持ち物には気をつけたい」と述べた。

 鳥栖市では2014年に日本語学校の生徒が相次いで卵を投げつけられるという被害があった。北野署長は「学生向けには署から学校に出向いて講習することがあるが、技能実習生向けにはなかった。海外から来た皆さんが事故や犯罪に遭わないよう、安全講習の輪を広げていきたい」と話す。

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