桐生祥秀選手が100メートルで9秒台をマークした9日、日本陸上界の長年の夢を実現した短距離のエースに、佐賀県内の陸上関係者からも称賛の声が上がった。

 日本学生対校選手権を視察で訪れていた佐賀北高校陸上部の松永成旦監督(48)は、歴史的なレースをスタンドで目撃した。9秒台を期待する満員の観衆と追い風。「記録を出す条件がすべて整っていた」との期待通り、レース後のスタンドは大歓声に包まれた。

 大記録に刺激を受けたサニブラウン選手らライバルも今後、10秒の壁を突破すると予想する。「五輪でのメダルが現実的なものになってきた」と展望し、「指導者として、こんな選手を育ててみたいと強く思った」と興奮気味に話した。

 陸上短距離が専門の山下和幸県高校体育連盟理事長(51)は「日本人でも努力すれば、世界と戦えることを証明した。高校生たちにも大きな夢を与える歴史的な日だ」と絶賛した。

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