男子準決勝終了後、フィジー代表と健闘をたたえ合う日本代表の副島選手=リオデジャネイロ(共同)

準決勝のフィジー戦は、深夜にもかかわらず県ラグビー協会の関係者らが集まって副島選手に声援を送った=12日未明、佐賀市の県スポーツ会館

 リオデジャネイロ五輪のラグビー7人制男子で快進撃を見せた日本代表。県民も、佐賀市の副島亀里(かめり)ララボウラティアナラ選手(33)の活躍に熱いまなざしを向け、世界の強豪を相手に4位の大健闘を「よくやった」と称賛した。

 県ラグビー協会の関係者ら約20人は、12日未明の準決勝フィジー戦を佐賀市の県スポーツ会館に集まって観戦した。この試合と、続く3位決定戦に敗れてメダルは逃したものの、副島選手の堂々としたプレイに大きな声援と拍手を送った。

 同協会の古賀醸治会長(67)は、日本の躍進に貢献した副島選手に「組織的な戦い方が板についていた。世界ランク1位の相手にも互角に渡り合っていた」と感嘆。「初戦のニュージーランド戦では値千金の決勝トライも決めてくれた。本当に頑張ってくれた」とねぎらった。

 副島選手が勤務する佐賀市大和町の舗装工事業「シライシ舗道」の白石浩二社長(57)は「世界の舞台で一生懸命頑張り、トライも決めた。本当にかっこいい」とたたえた。リオには「けがをするなよ」と送り出し、日本戦は全試合、テレビで観戦。「帰ってきたら、よくやったと声を掛けたい。従業員全員でお祝いもしてあげないと」と話す。

 大会前、県民が応援メッセージを書き込んだ旗を贈った山口祥義知事は「ニュージーランド戦のトライはジャイアントキリングにつながった。県民はすごい勇気をもらったと思う」と喜んだ。副島選手が母国フィジーと対戦した準決勝を「すごい思いで戦ったんだろうな」と思いやるとともに、フィジーの金メダルを祝福。「今後こういう(スポーツの)分野で交流するときに、副島さんが果たした役割は大きい。可能性を感じさせてくれた」と話した。

◆強豪撃破「歴史に残る」

 【リオデジャネイロ共同】ノーサイドの笛が鳴ると、選手は腰に手を当て、天を仰いだ。ラグビー7人制男子は3位決定戦で南アフリカに大差で敗れ、メダルに届かなかった。しかし、強豪国を次々と破る活躍を見せた選手たちは「歴史に残る」と胸を張った。

 開始直後にトライを奪われる苦しい展開。相手選手の軽快なフットワークや圧倒的な走力の前になすすべがない。主将の桑水流裕策選手(30)らのトライで反撃したが、昨年の15人制ワールドカップ(W杯)で南アフリカに勝利した快挙の再現はならなかった。

 セブンズと呼ばれる7人制は今大会で初めて採用され、日本は強豪のニュージーランド、フランスに勝利し、世界を驚かせた。

=リオ五輪=

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