唐津人形浄瑠璃保存会の定演でも観客を交え練習=7月、唐津市内

 昭和30年代まで唐津地方の盆踊りの定番だった「唐津小唄」が19日夜、唐津神社前広場での城内夏祭り総踊り大会で“復活”する。

 今年4月、全42章を完全収録したCDが完成したが、事の発端は2年前のこの祭り。打ち上げの席で往時を懐かしがる声が上がり、「もう一度みんなで歌い、踊ろう」と、復刻と再演に取り組んできた。

 唐津小唄は北九州鉄道(現在のJR筑肥線)の沿線観光ソングで、昭和5(1930)年、北原白秋が作詞を担当し制作。博多から呼子まで42カ所の名所や名物が盛り込まれ、それぞれの地域のご当地ソングとしても広く歌われてきた。

 CD復刻後、唐津人形浄瑠璃保存会の竹本鳴子さん(68)は月例演奏会のプログラムに取り入れ、夏祭りでも社中とともに囃子(はやし)、三味線で伴奏する。「同じテンポの繰り返しで、炭坑節感覚で踊れます」と話す。

 さらに祭りでは、CDで唄を担当した同市出身の演歌歌手六本木ヒロシさん(38)が出演する。城内地区ゆかりの10数章を歌い上げる予定で「感慨深い舞台になりそう」と語る。

 夏祭りは午後5時頃から同8時半までで、唐津小唄の披露は午後7時頃になりそう。

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