ミュージカル『対馬物語』の昨年の東京公演の様子(対馬市市民劇団『漁火』提供)

■朝鮮との懸け橋、藩主・宗氏の愛と苦悩描く

 江戸時代の外交使節団「朝鮮通信使」の実現に尽力した対馬藩初代藩主、宗義智(そうよしとし)の半生を描くミュージカル「対馬物語」が27日、鳥栖市民文化会館で初めて上演される。市東部が対馬藩の飛び地「田代(たじろ)領」だった縁をもとに、さらに交流を深めようと長崎県対馬市が主催する。

 「対馬物語」は対馬市の市民劇団「漁火(いさりび)」が、人気作家ジェームス三木さんに脚本を書き下ろしてもらい、韓国釜山や東京、福岡などで演じてきた。

 対馬藩は古くから朝鮮と交易していたが、豊臣秀吉に道案内を命じられ宗義智もやむなく出兵した。ところが徳川家康の天下になると和平に方針転換し、その交渉役を命じられる-という物語。

 義智と小西行長の娘マリアとの愛と苦悩を交えながら展開し、日舞や太鼓、合唱、韓国の舞踊も登場する。

 漁火は対馬市で2009年に旗揚げし、団員数約70人。対馬の歴史や文化を、演劇を通じて発信している。

 当日は文化会館ロビーで対馬に関する資料展示も行う。入場料500円(中学生以下無料)。文化会館やサンメッセ鳥栖で整理券を事前にもらい、当日受け付けで入場料を払う。受け付け開始は正午、開演午後1時20分。市文化芸術振興課、電話0942(85)3645へ。

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