渡辺寛史会長(左)と開発担当の松山友一社長。パペロが撮影した画像をタブレットで確認できる

■写真を送信、メッセージ代読

 ITシステムの開発・運用会社「コンロッド」(福岡市、渡辺寛史会長)がNECの小型汎用(はんよう)コミュニケーションロボット「PaPeRo i」(パペロ)を使った高齢者と家族の遠隔交流サービスを始めた。

 高齢者の見守りにとどまらず、SNS機能によって双方向の家族間コミュニケーションツールとして利用できる。唐津市在住で、福岡の会社と行き来しながら1人暮らしの母親を気遣う渡辺会長(54)の生活実感が開発の契機になった。

 サービスはパペロの両眼に内蔵した顔認識機能を活用する。朝昼晩の3回、パペロが対象者の顔を見掛けたら声を掛けた上で写真を撮影し、家族だけがつながるクラウド上に投稿、安否や健康状態が確認できる。

 さらに家族からのメッセージをパペロが読み上げる。高齢者側もボタン一つでメッセージを録音することができ、緊急時の連絡ボタンとしても使える。

 1人暮らしの高齢者世帯が増える中、見守りシステムのニーズは高まり、さまざまなサービスが提供されている。ただ人感センサーや監視カメラを利用した場合、高齢者本人にとってストレスとなることもある。

 そこで同社は座布団型の高速ルータに座り、キャラクターとしても人気のパペロに着目した。クイズや小話を話したり、ニュースや天気予報も読み上げる。渡辺会長は「家族のように感じてもらえれば」と話す。

 利用は月額9千円(税別)で、初期費用と設置費用が2万円(同)。ホームページ「あんしんクラウド」を設けている。電話092(986)4381。

このエントリーをはてなブックマークに追加