頭の上に紙の灯籠を乗せた女性約1000人が舞う熊本県山鹿市の「千人灯籠踊り」。幻想的に揺らめく光の渦に観客もうっとり=16日夜

 約千人の女性が頭に和紙の灯籠を乗せ、幾重にも輪になって優雅に踊る「千人灯籠踊り」が16日夜、熊本県山鹿市の山鹿小のグラウンドであり、暗闇に幻想的な金色の光の渦が浮かび上がった。

 笛や太鼓、三味線の音色が響く中、そろいの白い浴衣を着た女性たちが地元の民謡を改作した「よへほ節」に合わせて、ゆったりと舞った。周囲では見物客が写真を撮るなどして見入っていた。

 市によると、九州を訪ねた景行天皇が深い霧で道に迷い、山鹿の人々がたいまつで案内したのが祭りの起源とされる。室町時代からはたいまつに代えて伝統工芸品「山鹿灯籠」を奉納するようになった。この形式での踊りは1957年から続いている。

 初めて見たという福岡県久留米市の津留崎史雄さん(69)は「幽玄で美しく、素晴らしかった」と話した。【共同】

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