調印式に参加した深海浩介鹿島署長(左)と鹿島市など2市1町の首長=鹿島市の鹿島警察署

 鹿島警察署と鹿島市、嬉野市、藤津郡太良町は20日、地域で発生した事件や捜索情報の伝達に防災行政無線を活用する覚書を交わした。鹿島、嬉野の両市は同署からの電話の音声を直接放送できるシステムも活用し、緊急性が高い情報を速やかに住民へ伝える。

 個別に対応してきた警察発の情報発信の手順を整えた。殺人などの凶悪事件や暴力団の対立抗争に加え、行方が分からなくなった高齢者に関する情報や、ニセ電話詐欺の発生を伝える。

 鹿島署から情報を受け取った自治体側が放送する。鹿島、嬉野の両市は、夜間や休日に担当者が庁舎にいない場合、署からの音声をそのまま放送する。

 調印式には、深海浩介署長と3市町の首長が出席した。深海署長は「地域住民の貴重な財産や、安全安心を守るツールとして活用していきたい」と強調した。覚書の締結は、佐賀県内では佐賀市に続いて2例目。

 鹿島署管内の3市町には約150基の防災行政無線の屋外スピーカーがある。屋内の戸別受信機は鹿島市に約9千機、嬉野市に約8400機、太良町に約450機が設置されている。

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