東松浦郡玄海町が九州電力玄海原発周辺の地域住民を対象に実施してきた「北部地区健康診査」に絡み、「報告書が破棄されたのは重大な背信的違法行為」などとして、町民3人が岸本英雄町長と関係職員に対し、健診費用約2920万円を町に支払うよう求めた住民監査請求について、町監査委員は請求を棄却した。

 監査委員は「健診の報告書の存在が確定できない」とした上で、健診自体は実施されており、損害を被った事実はないと、町民の主張を退けた。

 請求人の一人で、原発と白血病の関係を議会で追及している藤浦晧議員は「町民の命に関わる貴重なデータで、少なくとも永久保存すべきた」と訴える。棄却に対して住民訴訟の請求は行わず、「町民世論を広げたい」としている。

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