「たくさんの御支援ありがとうございました。熊本は元気です!」とメッセージを添えた横断幕を持って行進する熊本県選手団=県総合体育館

テニス競技会場では、男子団体で出場した益城中(益城町)が「ご支援ありがとうございます。益城中学校は元気です!」と書いた横断幕が掲げられた=佐賀市の森林公園庭球場(提供)

■佐賀県中体連、地震時にタオル支援

 地震で被災した熊本の中学生を元気づけようと、佐賀県中学体育連盟(渡瀬浩介会長)が5月に熊本県中学校体育連盟に贈ったタオルが、熊本の選手とともに帰ってきた。8月上旬にかけて佐賀県内で開かれた水泳、バレーボール、テニス競技の九州大会では、各競技会場で熊本県選手団が支援に対する感謝の意を表した。渡瀬会長は「涙をこらえることができない」と感動しきりだった。

 県中体連は5月、熊本城を背景に「がんばろう熊本」とメッセージを書いたタオルを贈った。タオルは熊本県中体連の配慮で、九州大会に出場する選手たちにも配られた。

 5日に佐賀市の森林公園庭球場であったテニス競技では、35・7度の猛暑日の中、そのタオルを手に流れる汗を拭う姿があった。熊本大付中=熊本市=の岡畑亘主将(14)は、目標の団体優勝には届かなかったが「開会式のあいさつで、集まった募金で作られたことを知り、支えの大きさを感じた」と話した。男子団体には益城中=益城町=も出場し、会場のコートには感謝の気持ちを込めた横断幕が掲げられていた。

 9日に県総合体育館であったバレーボール競技の開会式では、熊本県選手団が「御支援ありがとうございました。熊本は元気です!」と記した横断幕を持って入場行進した。選手団を代表して菊鹿中=菊鹿市=の谷武珍主将(14)が「この先どうなるかと不安になる日もあったが、支援のおかげでこの舞台に立つことができた」と話すと、会場内は大きな拍手に包まれた。

 渡瀬会長は「外の練習など苦しい環境の中、よくここまで来てくれた。支援はこれで終わりではなく始まり」と今後も寄り添う姿勢を示し、「九州は一つという思いを共有し、ともに復興に向けて歩んでいきたい」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加