最終審査会で活発に意見を交わす審査員たち(左奥が審査委員長の中村尚志准教授)=佐賀市天神の佐賀新聞社

■地域愛、国際的な視点も

 県内の小学6年生を対象にした冬休みの自由学習「チャレンジ3days」(佐賀新聞販売店会、佐賀新聞社主催)の最終審査が20日、佐賀市天神の佐賀新聞社であった。最優秀賞に吉原界さん(浜崎小)、蒲原悠里さん(北川副小)、高田陽菜さん(浜小)が選ばれた。

 自由学習は興味を持った新聞記事を三つ切り抜いて感想や意見を書き、それに保護者が一言添えた。子どもたちの読解力や社会への関心を高め、家族の関わりを深める取り組み。

 吉原さんはオスプレイ飛行再開などの記事を選び、賛否両方の視点から自分の主張を展開した。蒲原さんは子ども食堂の餅つきなどに注目し「参加したい」と自らの生活に結びつけた。高田さんは地元の話題から世界の出来事までを見渡し、貧富差などニュースの背景にまで目を向けた。

 佐賀大教育学部の中村尚志准教授を審査委員長に6人が最終審査した。中村准教授は「新聞を読むことで視野や考えが広がり、新たな『なりたい自分像』が立ち上がっていく様子が見えた」と講評した。県学校教育課の有馬ゆかり指導主幹は「身近な話から世界情勢まで、幅広く目を向けていて驚いた」と評し、県PTA連合会の池田伸也副会長は「地域をどれだけ愛しているかを基準に選んだ。コメント欄から家族との交流が見えた」と話した。

 県全域での取り組みは5年目。昨年に比べ、参加校数は7校多い120校、人数は122人少ない5544人だった。

 優秀賞10点は次の通り。(敬称略)

 江頭颯太(高木瀬)井上幹太(山内西)松尾美季(橘)重富陽菜(御船が丘)前川瑞希(鬼塚)松木星媛(鬼塚)山本梨乃(有田)大久保椋平(神野)島崎理依(大浦)中尾友郁(江北)

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