懸命な練習を重ねて全国大会で勝利を挙げ、多くの資格を取得した北陵高卓球部の松永凌一さん=佐賀市の同校

幼稚園の卒園アルバムにも書いていた看護師を目指す白石高の溝口きりかさん=白石町の同校

 佐賀県高校体育連盟(大坪郁弘会長)は、今春卒業する高校生の「模範競技者・団体」を表彰した。玉竜旗8強入りした白石高剣道部で主将を務めた溝口きりかさん(18)や団体戦で全国総体ベスト16を経験した北陵高卓球部の松永凌一さん(18)ら個人50人と、校内や登校中の清掃活動を続けている唐津西高バレー部の1団体が選ばれた。

 競技者賞はスポーツ活動で自己研鑽(けんさん)に努めながら、優秀な学業成績を修めたり、社会貢献活動を実践したりするなど、他の生徒の模範となる3年生(定通制4年生)を各校の推薦を基に表彰した。

■白石高剣道部・溝口さん 集中力培い学業と両立

 兄と姉の影響で小学2年から竹刀を振ってきた。白石中で技を磨き、全国の強豪が集まる神埼市長旗選抜大会で準優勝を経験。競技から離れたくなったこともあったが、「支えてくれる家族や仲間」がいたことでここまで成長した。

 両親の勧めで進んだ白石高では団体メンバーとして玉竜旗8強入りに貢献。3年では主将を任され、チームメートを引っ張った。剣道で培った集中力を勉学にも生かし、「ちょっとした時間を有効利用して課題を済ませていた」。朝練や部活で汗を流しながら、成績を落とすことなく文武両道を貫いた。

 卒業後は「幼稚園の卒園アルバムに書いていた」看護師を目指していく。物心ついたときから「病院での看護師の仕事ぶりが気になっていた」。救命救急の看護師になるために「信頼されるように知識を身に付け、臨機応変に対応できるような力をつけていきたい」。白石町。

■北陵高卓球部・松永さん 総体16強、資格も猛勉強

 小学5年まで4年間、柔道に精を出していた。ただ、「隣の体育館で楽しそうだった。自分もやってみたいな」というふとした感情で、小学6年のころに卓球と出合った。その後、川副中でレベルアップを図り、強豪の北陵へ進学した。

 高校時代は往復2時間かけて自転車通学。特待生がレギュラーを占める中、「最初は力不足だったけど、厳しい練習で技術がついてきた」と2年でレギュラーを勝ち取り、最後の夏には全国総体で団体16強入りを経験した。「あの雰囲気の中、勝つことができたことが1番の思い出」

 高校では勉学とともに、多くの資格取得にも挑戦した。補習を受け、友達と勉強を重ねながら、第二種電気工事士やDD三種、AI三種といった国家資格に加え、情報技術検定などにも合格した。4月からは社会人となり「仕事を任せられるような人物を目指し、早く一人前になる」と意気込む。佐賀市川副町。

 その他の模範競技者は次の通り。(敬称略)

 鳥栖・山和貴(テニス)▽鳥栖工・中川駿(体操)▽鳥栖商・佐藤成美(テニス)▽三養基・實松明歩(剣道)▽神埼・福岡潤奈(サッカー)▽神埼清明・上山耕平(新体操)▽佐賀東・坂本耕大(バスケットボール)▽佐賀西・喜多川太一(バスケットボール)▽佐賀北・青柳有咲(柔道)▽致遠館・宮崎いずみ(弓道)▽佐賀工・高木智裕(ソフトテニス)▽佐賀商・江越沙也香(バスケットボール)▽高志館・姉川英里菜(陸上)▽小城・村岡彩香(バドミントン)▽多久・岸川弓子(登山)▽牛津・鴨打夕姫(なぎなた)▽厳木・秀島洸輝(サッカー)▽唐津工・隈本旭(剣道)▽唐津商・川野美夢(弓道)▽唐津東・木村拓郎(弓道)▽唐津西・脇山和也(ソフトテニス)▽唐津南・藤江尚也(バドミントン)▽唐津青翔・川崎可蓮(陸上)▽伊万里商・松尾夢佳(ソフトボール)▽伊万里・舘林由樹(剣道)▽伊万里農林・山下亮(カヌー)▽有田工・大串隆裕(剣道)▽杵島商・山崎ほのか(バスケットボール)▽佐賀農・坂口実里(ハンドボール)▽武雄・中島敦史(少林寺拳法)▽鹿島実・瀬戸菜奈恵(弓道)▽鹿島・楠久美香子(陸上)▽太良・光武佳誠(柔道)▽塩田工・富岡玲司(サッカー)▽嬉野・北島真利那(ソフトテニス)▽東明館・重政有希(バスケットボール)▽龍谷・井口温志(剣道)▽清和・松本華穂(ソフトテニス)▽佐賀女子・松尾朋子(ソフトボール)▽佐賀学園・三浦早紀(剣道)▽弘学館・佐藤庸(剣道)▽早稲田佐賀・石井ちはる(陸上)▽敬徳・田中大夢(剣道)▽ろう学校・森翔太(陸上)▽鳥栖工(定時制)・江越健太(軟式野球)▽佐賀北(通信制)・福田菜美子(バスケットボール)▽佐賀商(定時制)・新郷綾香(バスケットボール)▽有田工(定時制)・前川碧美(卓球)

このエントリーをはてなブックマークに追加