培った匠の技と伝統美を誇る「400年有田の魅力展」=佐賀市の佐賀玉屋

■匠の技や伝統美、名品1万点

 西松浦郡有田町の有田焼創業400年事業実行委員会が主催する「400年有田の魅力展」が13日、佐賀市の佐賀玉屋本館6階で始まった。江戸時代から現代の名品まで約1万点を展示し、大勢の焼き物ファンが匠の技や伝統美を堪能している。21日まで。

 オープニングで、実行委委員長を務める山口隆敏町長が「450年、500年へと、これからも先人の心をつなげ、世界に誇る有田焼へ精進したい」とあいさつした。来賓の中尾清一郎佐賀新聞社長は「佐賀は有田焼をはじめ、土物も盛ん。世界中にない、神に愛された地であることを感謝したい」と述べた。人間国宝の井上萬二さん、十五代酒井田柿右衛門さんらのテープカットで開幕を祝った。

 「名窯特集」では今右衛門窯、柿右衛門窯、香蘭社、深川製磁、源右衛門窯の名品が一堂に会す。「商社・窯元特集」ではモダンな絵柄の日用食器や400年特別企画のスクエアプレートなど多彩な品が並ぶ。

 初期伊万里をはじめ、様式の変遷をたどる展示や故青木龍山さんら名人の回顧コーナーも設置した。子どもたちにも魅力を伝えようと、伝統工芸士の指導による絵付け、ろくろ体験もあり、人気を集めていた。

 佐賀市の松嵜栄子さん(65)は「色や絵柄などすてきな器が多く、料理を盛ったイメージを楽しみました」と話した。

このエントリーをはてなブックマークに追加