一般質問最終日は「一般質問は、田植えに似ている」と切り出す議員のひと言から始まった。新聞やテレビで田植え作業が紹介される時期だが、実はそこに至るまでの水張りや肥料をふる、といった作業が大事。一般質問も同じで、登壇までにどれだけ現場を見て歩き、考えをまとめてぶつけるかにかかっている-という趣旨だった。

 “議会の花形”とされる一般質問。1期4年の任期も折り返しを過ぎ、有明海再生や産廃問題など、現場を熟知し、多くの人と意見交換をした上で提案を練り、執行部にぶつけたのだろうなと感じられる議員の姿もあった。

 一方で、「現状はどうか」「県の取り組みはどうか」と数字や県の方針を尋ねて終わる質問も目立った。困り事を抱える当事者は「こんな手法もあるのでは」「他県にはこんな取り組みもある」と食い込む議論を通し、改善への希望を見いだしてほしいと望んでいる。

 多忙な執行部への配慮からか、質問事項を盛り込みすぎたためか、議員からの「足りない」という声が少なく、物足りない。前準備を生かしたやり取りを、もっと、もっと聞きたい。

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