防災行政無線の内容が確認できるテレビ画面とスマートフォンでも音声がきけることを説明するケーブルワンの前田雄次さん=武雄市役所

 武雄市などでケーブルテレビを展開する「ケーブルワン」が、武雄市の防災行政無線の緊急放送をテレビやスマートフォンで聞くことができるシステムを開発、21日から運用を始めた。避難勧告などが出ると画面に表示され、音声や文字で内容が確認できる。

 対象になる防災行政無線の内容は、気象関係の警報や台風情報、避難の勧告や指示など。市と連携し、緊急性や重要性を考慮して選ぶ。

 音声情報はデータ放送を活用した音声ファイルとして市からケーブルワンに転送される。同社の番組を視聴していると画面の左側に「防災行政無線を聞く」が点滅表示され、リモコンを操作して内容が音声で再生される。自治体情報メールの「あんあんメール」が送信されると文字でも確認できる。

 スマートフォンは昨年4月から運用している同社の「地域情報アプリ」で情報提供する。プッシュ通知で防災情報発信が分かり、音声で内容が確認できる。テレビ、スマホとも情報発信から30分間再生できる。

 防災行政無線は、音声が聞き取りにくい場合がある。専用の電話=0800(200)4004=で聞く方法もあるが、テレビやスマホで容易に確認できるようになった。発信に気づかなくてもプッシュ通知で覚知できる点は大きい。

 大野裕志社長は「スマホまで含めた防災行政無線の音声情報提供は全国で初めて。市民の安心、安全を守る一助になれば」と話す。

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