初代中里又七叩き黒唐津舟徳利(径18.5㌢、高さ22㌢)

 唐津焼の名窯当主にして、唐津やきもん祭り実行委員会顧問として若手・中堅作陶家をリードしてきた十四代中里太郎右衛門さん(60)。今回は二つの関連イベントが開催される。

 一つは「中里家の系譜にみる唐津焼の世界展」(唐津市近代図書館美術ホール、5月7日まで)。初代中里又七から十四代の自身まで、唐津藩御用窯を代々務めてきた中里家の系譜をたどりながら唐津焼420年の歴史を紹介する。初代の「叩き黒唐津舟徳利」など44点を展示する。有料。

 もう一つは自身の還暦記念展(呉服町のギャラリー一番館、28日~5月7日)で、酒器を中心に新作約60点を展示。伝統を踏まえつつ新しい唐津焼を創造するという作陶テーマの下、洋食に合う食器も出品する。

 やきもん祭りについて「地道に回を重ねながら本物志向の焼き物イベントとして知られるようになってきた」と手応えを語り、「若手と話したり、作品を見たり、私が一番楽しんでいる」と太郎右衛門さん。30日午後2時から近代図書館でギャラリートークを行う。

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