左右に激しく振られながら勇壮に練り歩く提灯山笠=15日午後7時36分、多久市の多久駅付近

 戦後すぐ、旧産炭地の活気を取り戻すため始まった「多久山笠」が15日、JR多久駅周辺であった。戦国武将や伝説の人物をかたどった「人形山笠」と、ピラミッド型などに組み上げた「提灯山笠」が、整備が進む市街地を練り歩き、多久の夏の夜を彩った。

 多久山笠は、1949年から始まり今回で68回目。戦前は北多久町の中心街で壮大な綱引きが行われていたが、地元若者の多くが太平洋戦争で出征したため、終戦後は人手不足もあり、1台の山笠から町の再興を願いスタートした。

 巡行では砂原と〓原の両地区の人形山笠と、三角、四角に組み立てた提灯山笠の計4台の山車が「ヨイトサー、ヨイトサー」の威勢のいいかけ声とともに延べ1キロの夜の街路を駆け抜けた。山笠は16日にも開かれ、午後9時からは約800発の花火でフィナーレを飾る。

※〓は草カンムリに助

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