佐賀市大財の街なかで自給菜園「コミュニティガーデン」を始めた坂井正吾さん(右から2人目)ら仲間たち

 仲間を集めて食料とエネルギーを自給できれば、少ない収入でも心豊かに生きていけます。そう語る佐賀市の坂井正吾さんは、一級建築士として東京で35年働いてきました。60歳になったら東京暮らしに一区切りつけようと考え、仕事の整理を始めたころにパーマカルチャーに出合いました。

 坂井さんによると、パーマカルチャーとは永続可能な環境の統合的デザインのことで、自給農のある暮らしのデザインやピースフルにつながるコミュニティーのデザインを含む文化の創造を意味します。

 この体系はオーストラリアのビル・モリソン教授によって提唱され、日本では設楽清和氏が神奈川県相模原市で塾を創設し普及してきました。9年前、ここで坂井さんは1年間勉強し、オーストラリアとニュージーランドでの研修ツアーに参加した後、沖縄に移住。沖縄の各地で6年間、ワークショップなどのリーダーとして活動しました。

 3・11以降、都会を離れ、沖縄に移住してパーマカルチャーの活動をしている子育て世代の若者たちもいるそうです。

 古希を前に故郷の佐賀に戻った坂井さん。団塊世代の自分たちこそパーマカルチャーを実践すべきと高校の同級生に声をかけ、佐賀市大財の街なかで自給菜園「コミュニティガーデン」を始めています。

 今後は佐賀・福岡をはじめ、九州全域でパーマカルチャーネットワーク九州としての活動を目指し、塾の開催も予定しています。問い合わせは坂井さん、電話090(4675)2973へ。

(地域リポーター・川原理子=佐賀市)

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