佐賀の民謡「梅ぼし」が披露された「梅ぼしまつり」=佐賀市の楊柳亭

 明治時代から佐賀の花柳界で愛されてきた民謡「梅ぼし」を歌い継ぐ「梅ぼしまつり」が21日夜、佐賀市の楊柳亭で開かれた。庭に咲き誇る梅を観賞しながら、約100人が粋で洒脱(しゃだつ)な詞や節回しを堪能した。

 「梅ぼし」は、花街に生きる女性が年を重ねる心情を表現している。三味線や尺八に合わせ、唄と踊りが披露され、参加者は情緒豊かな世界に引き込まれた。

 まつりは「佐賀梅ぼし保存会」が毎年開いている。会長の中尾清一郎佐賀新聞社社長は「桜が散るのはもの悲しいが、梅が散るのは実を結ぶ期待感があり、春の訪れを感じる。楊柳亭のたたずまいや、かつての花柳界のにぎわいを味わってもらえれば」と呼び掛けた。

 県内に拠点を置く企業の支店長らでつくる「ブランチ佐賀さかえ会」の会員も参加した。

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