北海道で野生化したセイヨウオオマルハナバチ

 環境省と農林水産省は23日までに、トマトのハウス栽培などで授粉目的に使われる外来種のセイヨウオオマルハナバチについて、生態系保全のため将来的に使用の全廃を目指すとする指針をまとめた。

 野外に出ると、もともと日本にいるハチの餌やすみかを奪う恐れがあるため。外来種から在来種のハチに転換するよう農家への補助や啓発を進め、2020年までにハチの販売量を半減させる。

 授粉用のハチは、人の手で授粉する労力を省くため、野生の中から増殖能力の高いハチを選んで増やしたもの。成虫や幼虫、卵をセットにした巣箱が売られている。欧州原産のセイヨウオオマルハナバチは輸入や飼育が原則禁止の特定外来生物に指定されているが、以前から農業利用していた人は環境省の許可を得れば使える。年に約6万箱が販売され、ハウス外でも見たとの情報が相次いでいる。代わりに在来種のクロマルハナバチが授粉に使えるが、使い慣れた外来ハチからの転換は進んでいない。【共同】

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