玄海原発3、4号機の再稼働に関し、会見する山口祥義知事=24日午後3時すぎ、佐賀県庁

 佐賀県の山口祥義知事は24日、県庁で記者会見を開き、九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働について、「熟慮を重ね、非常に重い判断をした。原子力発電に頼らない社会を目指すという強い思いを持ちつつ、現状においてやむを得ないとの判断をした」と述べ、同意を表明した。地元の手続きはすべて終了した。原子力規制委員会の残る審査などを経て、再稼働するのは今秋以降になる見通し。

 新規制基準に基づく審査に合格した原発で、立地県の知事が同意したのは、九電川内原発1、2号機(鹿児島県)、四国電力伊方原発3号機(愛媛県)、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)に続き4例目。

 玄海3、4号機の再稼働について九電は13年7月、規制委に適合性審査を申請し、今年1月18日に合格した。国は同20日、佐賀県と玄海町に方針文書を手渡し、再稼働に理解を求めた。

 玄海町の岸本英雄町長は3月7日、同意を表明。佐賀県は県民説明会などを実施し、県議会は4月13日に容認する決議を可決した。

 山口知事は22日までに、山本公一原子力防災担当相、九電の瓜生道明社長、世耕弘成経済産業相と相次いで会談し、判断の条件が整ったとの見解を示していた。

 再稼働までは、設備の詳細設計をまとめた「工事計画」、運用管理体制を定めた「保安規定」を認可する規制委の審査が残っている。その後、使用前検査を経て実際に再稼働する。

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