本年度の活動報告をする県立特別支援学校の担当者ら=佐賀市の佐賀県庁

 県立特別支援学校の就労支援連絡協議会が佐賀市の佐賀県庁で開かれた。盲学校、ろう学校を含む県内8校の担当者が、県の就労支援事業を基に取り組んだ本年度の活動について報告し、受け入れ側の企業代表らと課題点などを話し合った。

 会社員を講師に招き、生徒に職業指導や講演会などを行うジョブティーチャーを利用した学校は「生徒の技術が磨かれ、職業技術を競う大会で上位入賞者も出た。職員の勉強にもなる」と報告。また、新たに赴任した教職員向けの企業体験研修が、生徒の就業体験にもつながった事例が紹介された。

 生徒の就業体験については「知的障害を伴わない生徒は、就業体験によって授業時間が足りなくなってしまうので工夫が必要」「見慣れない職場の設備や環境に落ち着かず、大きな物音などが苦手な生徒もいる。マッチングが難しい」という声も上がった。

 連絡協議会は企業、行政、教育関係者ら13人で構成し、各校の報告を聞いた。就業体験に協力している企業関係者は「職場環境面では、生徒の目線に立てていなかった。室内の動線やレイアウトなどを見直したい」と話していた。

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