県内の雇用情勢などを説明するジョブカフェの担当者=佐賀市のジョブカフェSAGA

求人説明会でパンフレットなどを使って自社の業務を説明する企業の採用担当者=武雄市文化会館

 帰郷や移住など「UJIターン」による佐賀県内企業への就職希望者向けの説明会が15日、佐賀市で開かれた。来春卒業予定の大学生や県外で働くUターン希望者ら9人が参加。県内企業の事業概要や雇用情勢などに耳を傾け、今後の就職・転職活動の参考にした。

 県が運営するジョブカフェSAGAの担当者が、佐賀で暮らす際にかかる生活コストなどを全国の主要都市と比較しながら説明した。保育所の待機児童が少ないことや通勤時間が短く、趣味の時間を多く持てるといった利点を挙げた。

 企業が求める人材については、県内事業者のアンケート結果に基づき、「面接態度や身だしなみ、あいさつといった基本的なことができる人」と紹介した。

 Uターン就職者を囲んだ座談会もあり、参加した佐賀市出身の大学生中島拓哉さん(23)=佐世保市=は「就活では聞いたことがある大企業に目が向きがちになるが、佐賀にも大きな取引をしている企業があると分かった。地元も視野に入れながら就職先を選びたい」と話した。

 県は本年度から、UJIターンで就職する大学新卒者に奨励金を支給するなど産業人材の確保・育成に力を入れている。説明会はこうした施策の一環で、盆の帰省時期に合わせて開いた。

■武雄市でも求人説明会 市内外から29人、9社と面談

 お盆に合わせて武雄市とハローワーク武雄が初めて企画した「武雄市内企業合同求人説明会」が17日、武雄市文化会館であった。29人が訪れ、参加した9社と面談を重ねた。

 誘致企業を中心に運輸、鉄鋼、金属加工など9社がブースを設け、経営理念や業務内容、労働条件などを説明した。募集職種は鉄鋼品製造、プレス工、機械工、運送品の仕分け、運転手などで正社員だけでなく、パートの募集もあった。

 近隣のハローワーク登録者にも開催を知らせたため、唐津市など市外からの参加者も多かった。結婚を機に就労を考えているという伊万里市の自営業男性(43)は「職種など条件を厳しくしなければ仕事はあるが、やはり給与や通勤時間は考える。通勤できる武雄での説明会はありがたい」と話した。

 企業の担当者は「佐賀、福岡などの説明会と違い、企業も求職者も地域が狭まることでピンポイントで採用活動ができる。今後もこうした機会を設けてほしい」と要望した。

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