16日、ジュネーブ軍縮会議でスピーチする永石菜々子さん(右)=スイス・ジュネーブ(共同)

 【ジュネーブ共同】核兵器廃絶を世界に訴えるため、広島、長崎両市の市民団体が選んだ15都道府県の「高校生平和大使」22人が16日、ジュネーブの国連欧州本部を訪問、大使代表として活水高校(長崎市)3年の永石菜々子さん(18)がジュネーブ軍縮会議の本会議で、英語でスピーチした。

 永石さんは各国の外交官を前に「原爆投下から71年がたち、被爆者の声を直接聞く機会が減って、世界の人々が核兵器の脅威にあまり注意を払わなくなっているように感じる」と指摘。「われわれが今立ち上がらなければ、人々は被爆者の声に無関心であり続けるだろう」と訴えた。

 平和大使の国連欧州本部訪問は19回目で、軍縮会議でのスピーチは2014、15年に続いて3回目。22人はその後、核廃絶を求める約12万5000人分の署名を国連軍縮部に提出した。

 市民団体「高校生平和大使派遣委員会」が全国各地から22人を選んだ。被爆地の広島、長崎両県のほか、佐賀からは佐賀西高2年の伊勢優香さんが、東日本大震災で被災した岩手、福島両県からも選ばれた。

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