新しい社殿へご神体を遷御した遷座祭=佐賀市諸富町の新北神社

 佐賀市諸富町の新北神社で23日、ご神体を新しい社殿へと移す遷座祭が行われた。遷座は約250年ぶり。雅楽の音色が鳴り響く中での厳かな神事に、氏子や集まった地元住民らも歴史の重みを感じながら見守った。

 新北神社は、徐福伝説の神木「ビャクシン」や県重要無形民俗文化財の「三重の獅子舞」で知られる。遷座の儀は午後6時半ごろ、氏子や大勢の地元の関係者らが見守る中で始まった。

 同神社の旧社殿で川浪勝英宮司が祝詞奏上などを行い、ご神体を移す遷御へ。雅楽の音が鳴り響く中、神社旗や鉾(ほこ)などを持った氏子総代らの行列が参道を進み新社殿へと向かった。ご神体は川浪宮司とともに絹垣という白い布で覆われ、神職らが掛け声とともに、慎重に誘導した。

 川浪宮司は「氏子らみなさんの協力で無事遷座を終えほっとしている」と感謝を示し、氏子総代会長の堤眞佐武さん(80)は「初めての経験となる珍しい神事で役割を果たせて良かった」と話した。

 同神社の旧社殿は江戸時代に建てられ、老朽化が進んでいた。御鎮座1430年を迎えた昨年、大改修を計画し、新社殿を建設した。

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