山口祥義知事の玄海原発3、4号機再稼働「同意」表明よりも前に「容認」の決議を可決していた佐賀県議会。決議に賛成していた自民、公明からは「慎重かつ丁寧にやろうとの思いがうかがえた」と知事の表明を評価する声がある一方、反対した共産、社民は「県民の不安や疑問の声に答えずに判断するのは裏切り行為」と批判した。

 最大会派・自民党の石井秀夫県議団会長は「説明内容は今までの答弁とほぼ同じで、慎重かつ丁寧にやろうとの思いの表れではないか」と理解を示した。その上で「地元同意に関して国がはっきりと示さないと地元の不信を招きかねない。九州電力も安全に関して手抜かりがないようにしてほしい」と注文した。

 公明党県本部代表の中本正一議員は「苦渋の決断だったのだろう」と推察、県議会決議を重く受け止めたとの発言に「われわれも襟を正して取り組まなければならない」と振り返った。決議で国や九電、知事などに改善を求めた13項目の要請について「継続的に求めていく」と強調した。

 臨時議会で自民などとは別に「条件付き容認」の決議案を提出した民進党県連政調会長の藤崎輝樹議員は「やむを得ない」としながらも、県民や市町長から不安の声が上がっている避難計画に関し「県として、しっかりと具体的な形を示してほしい」と要望した。

 再稼働に反対する共産、社民は厳しく糾弾した。共産党県委員会副委員長の武藤明美議員は「説明は言い訳ばかり。再稼働ありきで拙速に進めてきたのに『熟慮した』とするのはおかしい」と疑問を投げ掛けた。社民党県連幹事長の徳光清孝議員は「県民の理解を得ることを再稼働の条件にしていたのに、それを得られたとする理由が曖昧で説明になっていない」と指摘した。

=玄海原発 再稼働へ=

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