かすみがせき佐賀会の例会で、「情報ビッグバン時代」について講演するノンフィクション作家の門田隆将さん=東京・内幸町の日本プレスセンタービル

 中央省庁の佐賀県出身者や県内勤務経験者でつくる「かすみがせき佐賀会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の第69回例会が22日、東京・内幸町の日本プレスセンターで開かれ、ノンフィクション作家の門田隆将さんが講演した。誰もがインターネットを通して情報発信できる「情報ビッグバン時代」には、「新聞やテレビよりもファクト(事実)に基づく専門家や当事者の発信が信頼されている」と語った。

 門田さんは、加計(かけ)学園や森友学園問題の影響で安倍政権の支持率が40%程度に落ちたことに関し、「なぜ、もっと減らないのか。それは新聞がこの問題でファクトを報じず、抽象的な批判をしているだけだと国民が分かっているから。核心を突く個人のSNSの方が信頼されている」と持論を展開した。

 安倍政権を批判するメディアや野党を「夢見るドリーマー」とし、「右と左の対立はとっくに終わった。今はドリーマーと現実主義者のリアリストによる『DR戦争』の時代だ」と指摘した。「浮世離れした野党の支持率が上がらないのは当然。情報ビッグバン時代にはリアリズムが大きな要素を占める」と述べた。

 門田さんは「週刊新潮」記者を経て2008年独立。「この命、義に捧ぐ」で山本七平賞を受賞、「甲子園への遺言」「なぜ君は絶望と闘えたのか」などの話題作がドラマ化され高い評価を得ている。

 例会には約60人が参加した。懇親会では中尾座長があいさつし、元内閣官房副長官の古川貞二郎さんによる乾杯の音頭で歓談した。

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