佐賀銀行の陣内芳博頭取は22日、経営統合を目指すふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と長崎県地盤の十八銀行が検討を進める貸出債権の一部譲渡について「両行から受け入れの打診は来ていないが、もしあったならば一件ずつ個別に判断したい」と慎重に対応する方針を示した。

 福岡市の佐賀銀行福岡本部で開いた記者懇談会で質問に答えた。長崎県内の企業向け貸出債権を一部譲渡する案は、FFGと十八銀が公正取引委員会の審査をクリアするために検討している。

 佐賀銀行は長崎県に3店舗を展開しており「公取委の話に着地点が見えてくれば、長崎と隣接する銀行だけに何らかの話が来るかもしれない。ただ、(債権譲渡される)お客さまが納得するかどうかが最も大切」と譲渡に向けてハードルが高い点にも触れた。

 FFGと十八銀行の統合については「長崎県は佐賀県より人口の減り方が激しく、将来を見据えた選択」と理解を示しつつ「うちにとっては両サイドを挟まれて競争がさらに激しくなる」と危機感も口にした。

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