北朝鮮への圧力路線の行き詰まり指摘 平岩教授が講演

 佐賀法人会は11日、東アジア国際政治などが専門の平岩俊司南山大学教授を招き、佐賀市で講演会を開いた。平岩教授は「朝鮮半島を巡る国際政治と日本」をテーマに講演し、北朝鮮の核ミサイル問題の背景や、北朝鮮への圧力路線の手詰まり感を指摘した。

 平岩教授は、北朝鮮が核兵器を放棄しない背景としてイラク戦争の影響を指摘し、「核兵器を持たなかったイラクやリビアの政府が転覆したため、核を持たなければならないという考えに至った」と説明した。

 また、これまでの米国の対北朝鮮政策を引き合いに、「体制の強靱(きょうじん)さ、プライドの高さ、科学技術力の高さを国際社会が過小評価していた」と言及した。その上で「圧力路線は手詰まり感がある。タイミングを図って対話路線に切り替え、北朝鮮自身が核の放棄を選択するようにしなければいけない」と述べた。

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