風力発電事業の想定区域

 唐津市と伊万里市の境界付近の尾根に風力発電を12基ほど設置する計画があることが分かった。1基の出力は約4500キロワット、最大出力は計5万4千キロワットで、県内最大の風力発電事業となる見込み。事業者は既に行政機関に計画検討段階の環境配慮書を提出しており、環境アセスメントなどを経て、4、5年後の運転開始を目指す。

 日本風力エネルギー株式会社(東京)を代表とする合同会社「NWE-09インベストメント」が計画している。今後の環境アセスなどで風車の数や大きさは確定するが、計画上の発電量は年間20%の稼働率で2万7千世帯分を見込む。

 環境配慮書などによると、事業の想定区域は岸岳から南の約2046ヘクタールで、唐津市相知町・北波多と伊万里市大川町・南波多町にまたがるエリア。エリア内でも住居などから500メートル以上離し、現候補地はすべて唐津市側に建つ。

 県内の風力発電は現在、唐津市に24基、東松浦郡玄海町に6基ある。このほか唐津市湊で2基が建設中、さらに九州電力の子会社が湊から鎮西町にまたがる区域に8基を設置する計画がある。これらの多くが建つ沿岸部は送電線の容量に空きがなく、風の吹き具合や資材を運べる道路状況なども考慮して山間部のエリアになったという。

 唐津市側で住民説明会、伊万里市側で区長向けの説明会を開いている。環境配慮書は同社のホームページや両市役所、近隣の公民館で閲覧できる。

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