■国保の累積赤字 一般会計繰り入れで解消目指す

 鳥栖市議会は8、11、12日の3日間、一般質問を行い、20人が登壇した。運転免許証を更新しなかった高齢者への支援、セアカゴケグモ対策などについて質疑を交わした。

 【高齢者福祉乗車券】

市は75歳以上の高齢者と、70歳~74歳で運転免許証を自主返納した人に路線バスの乗車券を割安で購入できるよう助成している。議員は「運転が不安になり免許証を更新せず失効した人にも広げるべきでは」と提案した。

 詫間聡・健康福祉みらい部長は「更新しなかった人は、運転履歴を示す証明書がないため高齢者福祉乗車券の対象外となっている」とした。今後は「自主返納者と同様の支援ができないか検討したい」と述べ、周辺市町の取り組みなどを調査検討する意向を示した。

 【国保の累積赤字】

市の国民健康保険特別会計の累積赤字が16年度末で10億5000万円に上っていることについて、今後、いかに対応するかをただした。橋本有功(ありよし)市民環境部長は09年度以降、毎年度、一般会計から繰り入れて、16年度からは1億円に増額して赤字解消に努めてきたことを説明した。来年度から国保の運営が市町から県に移されるが、本年度内の赤字解消は「容易ではない」とし、「今後も一般会計から繰り入れて計画的に解消したい」と理解を求めた。

 【セアカゴケグモ対応】

物流拠点という特性のためにセアカゴケグモの発見が相次いでいることについて市の対応を聞いた。橋本市民環境部長は「10年からことし8月末までに市内12カ所で成虫や卵を確認した」と報告した。クモ以外の特定外来生物が侵入する可能性も高いが、「対策には専門性も高い」ことから国や県と連携しながら、「市民への注意喚起など迅速な対応が取れるよう努めたい」と述べた。

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