土砂災害防止功労者賞を受賞した佐賀県防災・砂防ボランティア協会の会員ら=佐賀市のグランデはがくれ

 土木などを担当し、防災の知識がある元県庁職員らが会員となり、県内の災害防止に取り組む佐賀県防災・砂防ボランティア協会(小野龍太会長、会員82人)が発足以来初めて、国土交通省の「土砂災害防止功労者賞」を受賞した。佐賀市で受賞報告会があり、会員らが約20年にわたる継続的な活動を振り返り、取り組みのさらなる推進に意を新たにした。

 同協会は1997年に設立。毎年6~7月の雨期を前に県や市町の職員と協力して土砂災害危険箇所を点検している。また、県が行う土砂災害警戒区域の住民説明会では、県職員と共に知識を生かして説明を補助するなど住民への理解浸透を支援し、昨年度は77回延べ154人が参加した。

 報告会には、会員と行政関係者ら約75人が参加した。小野会長は「約20年にわたる先輩方の活動が認められ、うれしく思う」とあいさつ。和泉惠之県土整備部長は「皆さんの協力によって警戒区域の指定が順調に進んでいる」と日頃からの活動に謝意を述べた。

 会では、原諭伊万里支部長が、4月に会員4人を派遣した熊本地震の被災宅地危険度判定について報告も行った。小野会長は会員を前に、「災害はいつどこで起きてもおかしくない。受賞を糧に、県と協力し、会員の技術力を生かして安全、安心な暮らしづくりに努めたい」と話した。

 同賞は、国土交通省が土砂災害防止に貢献した個人や団体を毎年6月の土砂災害防止月間に合わせて表彰し、佐賀からは今回が初受賞。本年度は全国で1個人・9団体が表彰された。

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