学生たちにユーモアの大切さを語る大村崑さん=西九州大学神埼キャンパス

 ドラマ「赤い霊柩車」シリーズなどで活躍する俳優の大村崑さん(85)の講演が19日、神埼市の西九州大学神埼キャンパスであった。これから社会に出ていく学生たちに向け、「ユーモアを学んで」とメッセージを送った。

 講演で大村さんは「笑いが絶対に必要な社会になっている」と認識を示した。電車の中で化粧をする女性を引き合いに、「鏡を持っているが笑っていない。自分の笑顔を勉強して」と風刺。人気を誇ったテレビCMのオロナミンCを挙げ、「C」と言う時に口角が上がり、笑った顔になることを説明した。

 学生たちが学ぶ「福祉」についても触れ、「さまざまな事情を抱える人と関わることになる。優しさと神経をとがらすだけでは体を壊してしまう。要所要所でみんなを笑わして、自分も笑う。それでうまくいく」と結んだ。学生110人が聴講し、記念撮影などをして交流した。

 大村さんは、市内の老人ホーム「弥生」も訪問。時代劇コメディー「頓馬天狗」など昭和を代表する喜劇俳優の登場に、“同世代”は大喜びだった。

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