基山町の松隈嵩さんから学徒動員の話などを聞く基山中の生徒たち=基山町民会館

 基山中(嘉村和久校長、406人)の平和集会が基山町民会館であり、町内在住の松隈嵩さん(90)が語り部を務めた。アメリカ軍の爆撃機B29が墜落した際に監視の目を盗んで写真を撮ったことなどが紹介され、生徒たちは戦争が身近にあった当時の暮らしに思いをはせ、平和の尊さをかみしめていた。

 松隈さんは旧制三養基中学を卒業後、現在の久留米高専に入学。学徒動員で福岡県の飛行機製造工場に入り、終戦まで「震電」など戦闘機製造に携わった。

 松隈さんは労働力不足で精巧な部品が作れない中、製造が行われていたことや、墜落したB29の残骸を服にカメラを隠して撮影したことなど、当時の思い出を振り返った。松隈さんが撮影したB29の写真は福岡県筑前町の大刀洗平和記念館に展示されており、戦争の悲惨さを現代に伝えている。

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